全国街路事業促進協議会 通常総会

平成26年度 全国街路事業促進協議会 第50回通常総会

会長挨拶(要旨)

この半世紀の間、都市への人口集中とモータリゼーションの進展に対応するため、交通処理機能を確保することを重点に、街路事業を進めてまいりましたが、今後は、総合的な交通政策により、鉄道やバス等の有機的な連携や自転車利用環境の整備を促進させるなど、便利で快適な都市を実現することが求められております。そのためには、多種多様な役割を担う基礎的なインフラである道路の整備が不可欠であります。

一方、東日本大震災をはじめ、頻発する自然災害により、日本列島の広い範囲に渡り国民の生活は大きな影響を受けております。

道路は、災害時の救援活動や、その後の復旧、復興の大動脈として機能する欠かせない、まさに命の道であり、その整備を一層推進していかなければなりません。

我が国の経済は、穏やかに回復して来ており、成長軌道に乗りつつある中、来る2020年には、オリンピック・パラリンピックが東京で行われます。大会の開催準備を起爆剤にして経済に力を与え、その果実が、その後の日本の発展成長に大きく寄与し、我が国全体を元気にするきっかけにしたいと考えております。

本日ご出席の、全国で街路事業に携わる皆様方、一緒になって知恵を絞り、しっかりと力を合わせていきたいと思います。

本日は、誠にありがとうございました。

新会長代理挨拶(要旨)

このたび会長に選任いただくにあたっての皆様への挨拶を預かってまいりましたので、代読させていただきます。

昭和40年の設立以来、50年近い歴史を有する全国街路事業促進協議会におきまして、政令指定都市の市長として初めて、会長の大役を務めさせていただくことになり、身の引き締まる思いでございます。

街路は、交通機能を担うことはもちろん、都市の骨格となるもので、まちづくりにも大きく関わる都市基盤であり、都市の将来の発展のためには、欠くことができないものです。

全国的にも、街路の整備の遅れにより、各地で交通渋滞が引き起こされているのが現状であり、我が国の経済成長を阻害する大きな要因となっています。

また、街路は、災害時には救急救命活動や物資の緊急輸送路として使われるなど、市民生活を守る生命線となります。防災、減災対策は、全国自治体に共通する喫緊の課題であり、災害に強い強靭な国土をつくっていくためにも、街路の整備を着実に進めていく必要があります。

全国の街路事業の促進に向けて全力で取り組んでまいりますので、協議会の皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

ページの先頭へ