都市基盤整備事業推進大会

令和5年度 都市基盤整備事業推進大会

意見発表者

全国土地区画整理事業推進協議会代表 宮崎県日向市長 十屋 幸平

都市再開発促進協議会代表 三重県亀山市長 櫻井 義之

全国連続立体交差事業促進協議会代表 東京都墨田区長 山本 亨

意見発表

全国土地区画整理事業推進協議会代表

宮崎県日向市長 十屋 幸平

皆様こんにちは。ただ今、御紹介いただきました宮崎県日向市長の十屋でございます。
本日は、このような自治体の皆様が多く御参加の中で、意見発表させていただきますことに、まずもってお礼を申し上げたいと思っております。
また、日頃より国会議員の先生方をはじめ、国土交通省の皆様に御支援、御指導を賜っておりますことに、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
それでは、画面に沿って御説明をさせていただきたいと思います。

日向市は、宮崎県の北部に位置し、天然の良港として重要港湾「細島港」を擁しております。人口は約5万7千人の「港湾工業都市」でございます。
海岸部は、日豊海岸国定公園の南端に位置し、西には九州山地へとつながる山々と豊富な水源、そしてスギなどの森林資源を有しております。
気温も年平均で約17度と大変温暖な気候に恵まれており、美しい海を活かした「ビーチスポーツ」も盛んであります。特にサーフィンでは国際大会も数多く開催されております。
最近でいいますと、リモート・ワークと心地よい自然環境を結びつけた「ワーケーション」の地としても積極的に誘致を図っております。

それでは、本市における「土地区画整理事業の歴史」を御紹介したいと思います。
本市では、昭和10年から土地区画整理事業に取り組みまして、戦災復興の土地区画整理を経まして、昭和27年からは、細島港臨海工業地帯の整備に伴い、背後地における住環境整備を進めて参りました。
現在は、公共団体での施行中2地区を含めますと、市街化区域内の約5割にあたります 1,377.5haを面整備として取り組んできております。
これまで区画整理は、「都市計画の母」と呼ばれておりますが、私共は、本市の産業、市民生活を支える「日向市発展の母」とも言うべき事業であると考えております。

ここで、本市が取り組んでおります「日向市駅周辺地区」を御紹介いたします。
本事業は、「いち的 賑わいのある まちの舞台づくり」を平成11年度から鉄道の高架化、商業再生、区画整理により、中心市街地活性化に取り組んで参りました。
今でも多くの方々が、当該地区の視察に訪れていただいております。

本年7月に1工区の換地処分を終え、ハード整備も終盤を迎えております。
しかしながら、まちは「生き物」であり、そして「にぎわい」をつくります市民の「もの」でもございます。
植物に例えますと、時には土が乾燥すれば水をやり、栄養が足りなければ肥料を与えることが必要だと思っています。
今後とも、商店街及び市民の方々と大事に育てて参りたいと考えております。

最後になりますが、急速な人口減少・高齢社会、そして激甚化・頻発化する自然災害に対応する強靱なまちづくりへの更なる取組が求められております。
今後とも、安全で快適な都市基盤の整備、地域経済の活性化に向けた特段の御配慮と財源の確保をお願い申し上げ、区画整理を代表しての意見発表とさせて頂きます。
本日は、御清聴ありがとうございました。

十屋幸平 宮崎県日向市長による意見発表

日向市発表資料パワーポイント(PDF:5.03MB)

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都市再開発促進協議会代表

三重県亀山市長 櫻井 義之

皆さんこんにちは。ただ今、御紹介を賜りました三重県亀山市長の櫻井でございます。
それでは、都市再開発促進協議会を代表いたしまして、本市における取組を発表させていただきます。

亀山市は三重県の北東部に位置する、人口約5万人の内陸都市であります。東海道の宿場町で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である関宿を有するとともに、歴史的風致維持向上計画の第1号認定都市となるなど、歴史的な資源を生かしたまちづくりに取り組んでいるところでございます。
また、ものづくり産業が市内に多く立地しており、工業都市の顔も持っているところでございます。

そのような中で、市の玄関口であるJR亀山駅周辺において実施致しました市街地再開発事業は、駅正面の2ブロック地区において組織された市街地再開発組合により施行された第一種市街地再開発事業でございます。
建物の老朽化等が顕著でありました約1.2haにおきまして、にぎわいの再生とまちの安全性確保を図るべく、施設建築物の整備と公共施設である駅前広場及び都市計画道路の整備を実施致しました。
特に、施設建築物につきましては、住宅が56戸、商業施設が3区画設置されるとともに、公益施設として市立図書館を移転整備したことで、にぎわいの創出が図られたところであり、市のシンボル的な施設として多くの市民に現在親しまれております。

次に、本事業につながった経緯でありますが、平成18年度に駅前の商店主によりまして亀山駅周辺まちづくり研究会が設立されたことで、まちづくりが大きく動き出し、平成29年度の立地適正化計画の策定を転機に、平成31年2月には再開発組合が設立されました。
その後も様々な困難を乗り越え、翌年に権利変換計画の認可、そして組合設立から3年半となる令和4年10月に工事を完成することができました。

本市の長年の課題でありました亀山駅前の再生が3年半という短期間で事業完了を迎えることができましたのは、交付金などの様々な支援メニューを活用させていただけたことに加えまして、事業推進が大変困難な時期におきましても、国土交通省様や国会議員の諸先生方、そして三重県様の力強いご支援をいただけたことであると考えており、この場をお借りして、改めて関係者の皆様に感謝を申し上げたいと存じます。

最後になりますが、本市は、リニア中央新幹線三重県駅の誘致を四半世紀以上に亘りまして官民連携で進めており、今後も、これらと連動した市街地開発を積極的に進め、自然・歴史・産業が調和したまちづくりの実現に取り組んでまいりたいと考えているところです。

以上で、再開発代表としての発表とさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。

櫻井義之 三重県亀山市長による意見発表

亀山市発表資料パワーポイント(PDF:1.46MB)

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全国連続立体交差事業促進協議会代表

東京都墨田区長 山本 亨

皆様、こんにちは。東京都墨田区長の山本亨でございます。
早速ですが、墨田区の発表を進めさせていただきます。

まず、区の概要です。墨田区は東京都の東部に位置しており、人口は約28万人、南北に長く、面積13.77㎢で、西に隅田川、東は荒川が流れる江東デルタ地帯の一部を占めています。
区の中央部には、平成24年に開業し、全国有数の観光スポットのひとつになりました東京スカイツリーのある押上、南側は商業・業務が集積する錦糸町や歴史文化が色濃く残る両国があります。
区内において、今回、ご紹介します墨田区が事業主体となる連続立体交差事業のほか、東京都が令和4年9月の都議会で、鐘ヶ淵駅付近を事業候補区間に位置付けたことを表明しています。

江戸時代から続く本区の文化としては、両国には大相撲の聖地である国技館があるほか、隅田川沿いにはたくさんの桜が植えられており、墨堤のさくらまつりの時期は、多くの方が訪れる憩いの場となっています。また、夏には100万人近くの人が訪れる隅田川花火大会も開催されています。
このように墨田区は、東京スカイツリーと合わせ、人々が集う新旧の融合した“まち”となっています。
墨田区は、今年生誕200年を迎えた勝海舟や芥川龍之介、近代では王貞治さんなど多くの偉人・著名人の生誕の地でもあります。
なかでも、日本が誇る世界的絵師・葛飾北斎は、その生涯の殆どを墨田区で過ごしています。区では所蔵している多くの作品を、2016年に開設した「すみだ北斎美術館」で展示し、今年6月には入館者100万人を達成しました。

続きまして、墨田区が現在取り組んでいる、東武伊勢崎線 とうきょうスカイツリー駅付近 連続立体交差事業についてご説明します。
区では、とうきょうスカイツリー駅周辺地区を、広域総合拠点及び国際観光拠点として位置付け、すみだの顔にふさわしい魅力あるまちづくりを進めていますが、鉄道により地区を分断し、桜橋通りにある伊勢崎線第2号踏切は交通渋滞が発生するなど、街の発展を阻害する大きな要因となっています。
そこで本事業では、東武鉄道伊勢崎線 東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー駅付近の約0.9kmの区間について鉄道を高架化し、踏切を除却することにより、地区の分断と交通流動のボトルネックを解消し、魅力あるまちの実現を目指しています。
連続立体交差事業による地区の分断の解消は、地域の悲願であるばかりでなく、区全体の望みでもあることから、地域の皆さんと協力し、区が事業主体となって推進しているところです。
平成27年度末に、事業の都市計画決定がなされ、29年度に事業認可を取得し、年度末には高架化工事に着手しています。
令和3年度には、新駅舎デザインを決定し、令和4年11月に、上り線の高架切替が完了しました。

最後になりますが、本事業及び周辺まちづくりの早期実現に向け、区としてこれからも全力で取り組んでいきますので、引き続き、国土交通省並びに東京都の御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
説明は以上でございます。
御清聴、ありがとうございました。

山本亨 東京都墨田区長による意見発表

墨田区発表資料パワーポイント(PDF:2.34MB)

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