全国街路事業コンクール
第15回全国街路事業コンクール 特別賞
都市計画道路南大浦線（斜行エレベーター）街路整備事業
| 表彰対象名 | 長崎県 長崎市 都市計画部 |
| 都市名 | 長崎市 |
| 事業主体 | 長崎市 |
事業概要
長崎市は地形的制約から平坦部が少なく、斜面地に市街地が発展してきたが、斜面市街地では傾斜がきつく道路整備も困難であるため、住民の多くは日常的に長距離の階段昇降を余儀なくされている。このため、交通弱者といわれる高齢者や障害者を含めた住民が安全で快適に移動できる新しい交通手段として斜行エレベーターによる整備を行った。また、観光地にも隣接するため、エレベーターシャフト等にレンガタイルを貼るなど景観にも配慮したものとなっている。
- 延長：約160m
- 幅員：12m
- 事業費：約13.9億円
- エレベーター規格：17人乗り
表彰理由
街路事業では全国ではじめて「斜行エレベーター」を導入し、高齢化社会における新しい交通手段としての利用が期待されること。また、地域住民の生活の足となっているだけでなく、新しい憩いの場、交流の場を形成しており、近くにグラバー園等の観光施設が立地していることから将来的には新たな観光ルートとしての活用も可能であり、地域の活性化・斜面地の再整備に大きく寄与するものとして評価された。
位置図
写真
