都市基盤整備事業推進大会

平成27年度 都市基盤整備事業推進大会

主催者代表挨拶(要旨)

平成27年11月11日(水)14:00~
砂防会館

横浜市長 林 文子

皆様こんにちは。横浜市長の林文子でございます。
本日は大変お忙しい中「都市基盤整備事業 推進大会」にご出席くださり、ありがとうございます。日々、全国各地における都市基盤の整備に、ともに力を尽くしている自治体の皆様とご一緒でき、心より感謝いたします。

近年、地球温暖化等の影響により、台風や豪雨などの自然災害が、頻発、甚大化の一途を辿っています。今年9月には、北関東、東北地方を中心に、豪雨災害が発生、約2万戸が浸水被害を受けるという、大変痛ましい事態が発生しました。そしていまやこうした大災害が、日本全国、どこで起きても、決しておかしくない状況にあります。
この危機的な状況に立ち向かうため、私たち自治体は、防災・減災対策と都市基盤の強化に、日々全力を注いでいます。

我が国はこれまでも、自然災害に見舞われるたび、まちづくりに携わる人々の情熱と努力で乗り越え、より強い都市へと生まれ変わらせてきました。
しかし今後、甚大化する災害に立ち向かい、住民生活を守り抜くためには、必要な予算が、確実に確保されなければなりません。

また「都市基盤」は、現在、国・自治体を挙げて取り組む「地方創生」、地方活性化の基盤そのものです。
過日、政府は、インバウンドの更なる増大、更にはその効果を全国津々浦々に行き渡らせるために、複数の自治体にわたる「広域観光周遊ルート」を、7ルート認定しました。
国のこうした戦略に寄与し、また日本各地にあふれる多様な魅力を、広く海外へ発信していくうえでも、更なる交通ネットワークの整備が欠かせません。
国にはぜひとも、「地方創生」を最前線で担う、私たち地方自治体の熱意をしっかりと受け止めていただき、必要な予算の確保を、重ねてお願いいたします。

来たる2019年には「ラグビーワールドカップ」が、岩手県釜石市をはじめ、全国12都市、19自治体で開催されます。翌年2020年は、オリンピック・パラリンピック開催の年です。
これらのイベントを通じて、2011年の東日本大震災から復興を遂げ、更なる成長を目指す日本の姿を、世界へお見せしていく必要があります。
しかし、震災被災地の復興は、いまだ道半ばです。
今後とも国と全国の自治体が連携し、支援していく必要があります。
そして今後とも、本日お集まりの皆様とともに、一層の都市基盤整備に力を注いでまいります。

本日の特別講演では、政府の「観光立国推進 戦略会議」の委員を務められるなど、観光政策に造詣が深い、マリ・クリスティーヌさんに登壇いただき、海外から見た日本の魅力についてお話しいただきます。また新潟市・篠田市長、豊田市・太田市長より、地域の特性を活かしたまちづくりの事例について、発表をいただきます。

ぜひ多くを学ばせていただき、各自治体におけるまちづくりにも活かしていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

林 文子 横浜市長の挨拶

ページの先頭へ