全国街路事業促進協議会 通常総会

令和元年度 全国街路事業促進協議会 第55回通常総会

会長挨拶(要旨)

皆様こんにちは。全国街路事業促進協議会 会長の横浜市長 林文子です。お忙しい中、本日の通常総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。

また本日は、石井・国土交通大臣、田中・国土交通大臣政務官、谷・衆議院国土交通委員長、羽田・参議院国土交通委員長をはじめ、国会の先生方、国土交通省幹部の皆様が、ご臨席です。ご多忙の中お越しいただき、誠にありがとうございます。また日頃より、協議会の活動にお力添えを賜り、改めて御礼申し上げます。

 

 

本協議会には、日本全国、982もの自治体が加盟し、各地域の街路事業に取り組んでいます。

地域の特性やまちづくりの課題は、実に多岐にわたります。街のポテンシャルを高め、将来にわたり活気を生み出す基盤となる「街路」の整備に向けて、各地域で創意工夫に満ちた取組が進められています。

同時に、近年、甚大な被害をもたらす災害が頻発し、多くの課題も明らかになりました。「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」に基づき、国土交通省を中心に、ソフト・ハード両面から緊急対策に取り組んでおります。この3か年の緊急対策後も、住民の皆様が、より安心して暮らせる強靭な都市づくりを推進していく必要があります。

おかげさまで、今年度の国の道路関係予算では、本協議会が要望してまいりました、連続立体交差事業や無電柱化などへの支援が新たに制度化されました。石井大臣やご臨席の先生方をはじめ、関係者の皆様には、改めて感謝申し上げます。

 

 

先月、滋賀県の大津市で、交差点で信号待ちをしていた保育園児が巻き込まれる、大変痛ましい事故が起きました。

これ以上、尊い命が犠牲にならないよう、国と全国の自治体がしっかりと連携し、強い決意のもと、歩行者の安全を確保していく努力を続けていかなければなりません。

 

本日表彰させていただく「全国街路事業コンクール」の受賞事業は、「車中心」から「歩行者中心」に街路空間を再構築した事業や、渋滞解消により、高いストック効果につながった事業です。いずれも、会員自治体の思いが結実した、素晴らしい事業です。今後も、互いの取組に学び合い、切磋琢磨しながら、質の高い街路事業を推進してまいります。

令和という新しい時代に入り、将来を見据えた都市基盤のあり方をしっかりと見極めながら、私たちは真に必要な事業を進めてまいります。

石井大臣をはじめとした皆様に、全国982の会員自治体の思いを、しっかりとお届けしてまいります。必要な財源の確保と新たな支援制度の創設に向けて、特段のご配慮、ご支援をいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

今後とも、日本の、そして会員自治体の更なる発展のため、本協議会は一体となって取り組んでまいります。

本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

全国街路事業促進協議会会長 林文子横浜市長による挨拶

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