全国街路事業促進協議会 通常総会

令和6年度 全国街路事業促進協議会 第60回通常総会

総会決議

神奈川県川崎市長 福田 紀彦

 

皆さんこんにちは。川崎市長 福田紀彦と申します。
今日は、国土交通大臣賞というすばらしい賞を頂いて、本当にありがたく思っております。
決議文の前に少し事業、あるいは川崎市のアピールをさせていただきたいと思います。

先ほど御講評頂きましたけれども、今回、東京都様と一緒に取り組みました「多摩川スカイブリッジ」が表彰を受けたということで、私を初め、この橋の建設を担当した職員一同、大変喜んでおります。
今年は、川崎市政が始まってちょうど100年という大きな節目の年で、こういった名誉ある賞を頂いたこと、市民の皆さんとともに、喜びを分かち合いたいと思っています。

この橋の川崎市側は、もともと自動車工場があった跡地であります。それが今、十二、三年の間に、まさに国の成長戦略であるライフサイエンス分野の研究機関によるオープンイノベーション拠点を整備してきました。今では、官民合わせ70機関近い研究機関が集積する、まさに東日本を代表する拠点ができております。
そして、橋を渡った大田区側にも、「HANEDA GLOBAL WINGS(ハネダ・グローバル・ウイングズ)」と言われる空港跡地エリアの活用が始まっています。
この両拠点を“つなぐ”、かけがえのない橋ができたことによって、拠点の連携が非常に深まっており立地企業の皆さんも大変喜んでおります。
また、多摩川の海に最も近い橋になりますので、初日の出のときには、3000~4000人の市民の皆さんが、橋の上に集まって御来光を拝むというような、本当に愛されている橋になっています。

さらに、羽田空港目の前の多摩川自然保全エリアということで、ヨシが茂っているようなところですので、環境にも大変配慮してつくった橋になります。
大変難しい工事でありましたけれども、構想から8年、そして着工から僅か5年という短期間でこの難しい橋をつくることができましたのも、国土交通省の皆さんの一方ならぬ御支援のおかげだと心から感謝しております。

これからも、社会の課題解決につながるような、そして松井会長がおっしゃったような都市の成長につながるような街路整備に、私どももしっかりと皆様と連携して取り組んでまいりたいと存じます。

それでは、決議案文を朗読させていただきたいと存じます。

 

総会決議

  

福田紀彦川崎市長による総会決議文の朗読

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